
Google Cloud Platform(GCP)向けDenodo PlatformはGoogle Cloudの柔軟な時間単位ライセンスを利用することで、データソース数などが異なる多様な価格設定で提供されます。GCP向けDenodo Platformは、高く評価されているDenodo Platformと同じ機能を提供できます。あるいは、購入済みのDenodo PlatformをBYOL(ライセンス持ち込み)形式でGCPにデプロイすることも可能です。
Denodo Platformは強化されたデータ仮想化機能をGCPに提供します。さらに、Webベースの新たな統合ユーザーインターフェース、シングルサインオン、AIを利用したデータカタログ、優れたパフォーマンスを実現するMLを利用したスマートクエリの最適化設定と構成設定、Apache ZeppelinをベースとしたDenodo Notebookといった機能も含まれます。GCP向けDenodo Platformは、高く評価されているオンプレミス環境向けDenodo Platformと同じ完全な機能を提供できます。
GCP向けDenodo Platformでは、3種類のサブスクリプション方式を選択できます。「Denodo Professional」は、データ仮想化の着手を支援できるように設計されたエントリーレベルのサブスクリプションです。また、より高度なデータ仮想化を実現する論理データファブリック機能を備えた「Enterprise」と「Enterprise Plus」もご用意しております。
主要機能の比較
機能 | Denodo Professional $6.27/時間より |
Denodo Enterprise $15/時間より |
Denodo Enterprise Plus $21.26/時間より |
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従量課金制(時間単位)または年間サブスクリプション | |||
データソース数 | 5件まで | 無制限 | 無制限 |
開発*インスタンス数とソリューションマネージャー**インスタンス数 | 1 | 1 | 1 |
パフォーマンス最適化 | + スマートクエリアクセラレーション + MPP |
+ スマートクエリアクセラレーション + MPP |
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セキュリティ: RBAC、認証メカニズム(LDAP、AD、Kerberos, SSO)、承認、暗号化、マスキングなど | |||
データリネージ | |||
データサイエンス向けDenodo Notebook(Apache Zeppelinベース) | |||
バージョン管理 | |||
データカタログ | |||
高度な診断 | |||
AIベースのデータディスカバリー | |||
サマリー推奨 | |||
コラボレーションセマンティック: 推奨、警告、非推奨 | |||
タグベースのポリシー |
**要求に応じて提供
Denodoが提供する、150以上のクラウドやオンプレミスのデータソースとの設定済み接続機能の中には、次のようなGoogle Cloudサービスとの最適化された接続機能が含まれます。

Google BigQuery

Google CloudSQL

Google Cloud Storage

Cloud Datastore

Google Cloud Spanner

Google Bigtable
Denodo PlatformとGCPを用いたハイブリッド論理データウェアハウス: リファレンスアーキテクチャ

1.- インタラクティブクエリとオフライン分析のため、リレーショナルデータをGoogle BigQueryに移動。
2.- 大量のI/Oとグローバルな一貫性が必要となるたびに、リレーショナルデータを大規模データベースとアプリケーションからGoogle Spannerに移動。
3.- リレーショナルデータをWebフレームワークと既存のアプリケーションからGoogle Cloud SQLに移動。
4.- Denodoデータ仮想化を使用して、Google Cloudのあらゆるタイプのデータと、旧来のデータウェアハウスにオンプレミスで保存されていたリレーショナルデータを統合し、一元化されたデータハブを作成。
5.- 他のアプリケーションから仮想データに対してリアルタイムにクエリを実行。
6.- Denodoデータ仮想化プラットフォーム上で運用レポートと分析ダッシュボードを作成し、データからインサイトを獲得。さらに、LookerなどのBIツールを使用して、無数のエンドユーザーを支援。
主なユースケース
ハイブリッドロジカルデータウェアハウス
Denodo Platformはオンプレミスのデータストア(例: 従来のエンタープライズデータウェアハウス、分析アプライアンス、データベースなど)、Google Cloudのデータウェアハウス、SaaSアプリケーション(Salesforceなど)を統合した単一の論理ポイントを実現します。この論理ポイントから、任意のBIツールかレポートツールを用いてリアルタイムかつシームレスに統合データをクエリすることが可能です。ソースデータの保存場所は問わず、データをコピーする必要もありません。
クラウドマイグレーションの加速化
クラウドベースのデータウェアハウスソリューションの導入に伴い、組織はGoogle BigQueryにデータを移動させています。GCP向けDenodo Platformを利用すると、業務分析ツールや業務アプリケーションから見たデータの所在を抽象化することで、移行プロセス中のビジネスユーザーやビジネスアプリケーションへの影響を最小限に抑えることが可能です。
サービスとしてのデータ(DaaS)
統合されたAPIセットを通じて多様なデータソースへのアクセスを簡素化することで、RESTful Webサービスとデータ仮想化技術を用いたデータ分析処理とデータ提供の高速化を支援。世界トップクラスのアジャイルデータサービス機能を活用し、ビジネスの成長を後押しします。