Denodo Technologies株式会社(以下Denodo)は、全日本空輸株式会社(代表取締役社長 井上 慎一、以下ANA)がDenodoの「Denodo Platform」を導入したことを発表します。CX基盤を支えているシステムを全面的に刷新し、お客様体験の更なる向上にDenodo Platformを活用しています。
■導入背景
予約履歴や搭乗履歴、マイレージステータス等を含めた引き継ぎの情報を統合的に活用するための基盤として、2018年にCX基盤を構築。お客様体験の向上を目的に、ANAのサービスを支えるシステムとして活用されてきました。その後、同基盤を支えてきたサービスのサポート終了を機に、全面的な基盤刷新が計画されました。
新たな基盤の構築にあたり、複数のソリューションが比較、検討されました。「機能性や性能、運用面での柔軟性、コスト、そして将来の拡張性やサポート体制など、あらゆる観点で検討を重ねた結果、Denodoに決定致しました」と、ANAの担当者は語っています。
■Denodo Platformで業務への影響を最小限に抑えて更新
各システムの構成やデータ構造は維持したまま、Denodo Platformでデータをリアルタイムで統合。予約番号などをキーとしてお客様情報を横断的に取得できるシステムが構築されました。「Denodo Platformによって既存のデータソースや業務アプリケーションをそのまま活かし、新基盤へスムーズに移行できたことは、非常によかったです」と担当者は語っています。
Denodo Technologiesによる日本語でのサポートや対応さらに導入、必要なタイミングで技術支援が得られる体制など、開発現場にとって大きな支えになったようです。 今回のシステム再構築ではシステム停止を最小限に抑え、サービスを継続するという大命題があったが、利用スタッフも気づかないまま新基盤に刷新できたのは非常によい結果だったとのこと
■目指すはお客様体験の最大化
お客様とのリレーションシップを大切にする姿勢が企業文化として根づいているANA。同社では更なるお客様体験の最大化を目指し、蓄積したデータをデジタルの力で現場へと、リアルタイムに渡すこのCX基盤を、今後も継続的に進化させていく方針です。その基盤をDenodoが支え続けていきます。

【全日本空輸におけるDenodo Platform 導入イメージ】