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日本電気株式会社(取締役 代表執行役社長 兼 CEO・森田隆之、以下NEC)は、Denodo Technologies株式会社(以下Denodo)の「Denodo Platform」を導入し、「One NEC Dataプラットフォーム」の構築・運用に活用。データ提供のリードタイム短縮、メタデータの可視化さらに、全社的なデータ利活用の促進に、Denodo Platformが大きく寄与しています。 

■導入背景  

NECでは、これまでDWH(Data Warehouse)とBIツールを活用して、データ提供を行ってきましたが、運用する中で複数の課題を抱えていました。具体的には「必要なデータの提供に、非常に多くの工数と時間がかかる」「各データが部門ごとのシステムに保管されているため、横断的な分析が難しい」「データの存在がわかっていても探すのに時間がかかる」「使いたいデータにすぐにアクセスできない」等々。今回のプロジェクトの責任者はこう語っています。「財務、販売、サプライチェーンや人事など、異なる領域のデータはシステムごとにデータ形式や構造が異なっており、それらを連携するにはデータ移行や変換が必要です。ここに時間とコストがかかっており、全社で横断的に活用するには、工夫が必要だと感じていました」。  

このような課題を解決すべくNECが着目したのが仮想化による論理データ統合です。 

「One NEC Dataプラットフォーム」の中核に  

2018年頃、社外の研修会でDenodo の仮想化技術に出合います。いくつかあるデータ仮想化ソリューションの中で、Denodo PlatformはNECグループ全体のデータ活用を促進するキー・ソリューションになると判断し、導入の検討を始めます。リードタイム削減の可能性を視野に、システム性能やセキュリティ面について、実際のデータを用いてPoC(概念実証)を実施。リードタイムを大幅に短縮でき、柔軟かつスピーディーなデータ共有が可能になると判断し、2022年「One NEC Dataプラットフォーム」の中核に「Denodo Platform」が採用されました。   

リードタイムは5日間・コスト約4分の1に削減  

Denodo Platformにより、データ提供に要するリードタイムは5日間、コストは約4分の1にそれぞれ削減されています。運用面では、メンテナンスの手間が軽減されたとのこと。またデータ作成と同時にメタ情報も自動的に生成されることで、社員がどこにどんなデータがあるのかを把握できるようになりました。 

現在、NECでは論理データ統合を国内全体で活用する体制を整えたうえで、グローバル展開も視野に入れ取り組みを進めています。さらにDenodoのAI SDKを活用した自然言語検索や、AIエージェントとの連携も進めています。「最終的にはユーザーが調べに行くのではなく、AIによってさりげなく提供される。AIによる支援が、今後の理想的な姿だと考えています」と担当者は語っています。 

【Denodo Platform 導入イメージ】 

日本電気様導入事例カタログはこちらよりご覧いただけます。

Denodo

Denodoは、データ管理における世界的リーダーであり、信頼できるAIエージェントやアプリケーションを強化・支援します。受賞歴のある論理データ管理ソリューションであるDenodo Platformは、企業データをAI、分析、セルフサービスの取り組みに活用できる信頼性の高いインサイトへと変換します。世界中の組織がDenodoを活用し、従来のデータレイクハウスと比較して遥かに短い時間でAI対応かつビジネス対応のデータを提供し、最大4倍の迅速なインサイト獲得、345%のROI、そして10倍優れたパフォーマンスを実現しています。詳細については、 denodo.com.

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