データ統合・管理のソリューションを開発、提供するDenodo Technologies株式会社(本社:米国カリフォルニア、CEO:アンヘル・ヴィーニャ、以下Denodo) は、独立系アナリスト企業 Veqtor8 によって実施された新たな調査結果の公開を発表しました。この調査では、Snowflake や Databricks などが提供するデータレイクハウス単体での運用と、Denodo Platformを併用した場合の ROIを比較しています。その結果、論理的なデータ管理プラットフォームを活用せずにレイクハウスに投資した場合、企業は数百万ドル規模の機会損失の可能性があり、AI や分析プロジェクトが数か月遅れるリスクもあることが明らかになりました。
これらの調査結果を導き出すために、Veqtor8 は、主要なデータレイクハウスプラットフォームを Denodo と併用している、および Denodo と併用していない大手企業に対して、体系的な調査と詳細なインタビューを実施し、Denodoを組み合わせた構成による技術面、運用面、財務面への影響を定量化しています。その結果、最新のデータレイクハウスをDenodoと併用している企業は以下のような成果を得ていることがわかりました:
- 3年間で345% のROI を達成。これは、関係者へのインタビューから得られた定量的な情報および業界ベンチマークに基づいて算出されています。
- 360万ドルのコスト削減。データレイクハウスのみを運用している企業では、このコストの大半が、エンジニアリングの複雑さとインフラ開発に費やされていました。
- 6.5ヶ月での投資回収。これは参加企業から直接測定された重要なパフォーマンス指標です。
- 仮想化されたデータアクセスとセマンティック抽象化レイヤーにより、インサイト取得までの時間が3〜4倍速くなりました。
対照的に、Denodoを使わずに同様の成果を得ようとする企業は、高コストなカスタム・パイプライン構築やポイント・ツー・ポイントの統合、重複するデータガバナンスツールの利用を余儀なくされ、エンジニアリング工数の増大、スケジュールの長期化など投資の無駄につながっていました。
「レイクハウスは、統合分析のための重要なストレージとコンピュート機能を提供しますが、単体ではビジネス利用可能なデータを提供するよう設計されてはいません」と、本調査の主任執筆者であり、Veqtor8のチーフアナリストであるアンドリュー・ミルロイ氏は述べています。「論理データ管理プラットフォームであるDenodoのような存在がなければ、企業は一貫してプロジェクトの遅延、コスト増大、機会損失を経験しています — 特にAIやリアルタイム意思決定において顕著です。Denodoはこのギャップを埋め、データレイクハウスへの投資価値を最大限に引き出すことを可能にします。」
このレポートでは、Denodoが企業に対して、ガバナンスの統一、データエンジニアリングの簡素化、そしてサイロを越えてAI対応かつビジネスに適したデータの提供を可能にすることを強調しています。しかも、従来の手法に伴う高額なデータの複製やインフラの遅延なしで実現できるのです。Denodoを導入した顧客は、導入していなかった場合に数か月かかっていた取り組みが、数日で完了できるようになったと一貫して報告しています。
「明らかに、データレイクハウスのみに依存し、論理データ管理でレイクハウスを補完していない企業は、損失を招いています。金銭的な問題だけではなく、レイクハウス単体に頼ることで業務ユーザーへのデータ提供が遅れ、最終的には競争力低下のリスクにつながります」と、Denodoのシニアバイスプレジデント(SVP)兼最高マーケティング責任者(CMO)であるラヴィ・シャンカールは述べています。「Veqtor8の調査結果は明確です。Denodoをデータレイクハウスと併用することで、Denodo導入企業が実際に得ている具体的な財務上のメリットがあり、非導入企業も、同等の機能をレイクハウス単体で実現しようとする際に発生するコストと工数を実証しています。」
この調査に参加したあるグローバル銀行のテクノロジー部門責任者は、「今ではDenodoを使って、複数のシステムにまたがるリアルタイムの取引データを不正検知モデルに供給できるようになりました。これにより、導入までの期間が数ヶ月短縮されました。」と述べています。
Veqtor8 は、本調査の結果を「Denodo Platformを最新のデータレイクハウスと併用した場合のROI」というホワイトペーパーとして公開しています。このホワイトペーパーは、Denodoのサイトより無料で入手可能となっております。