Denodoの自動クラウドインフラストラクチャ管理を導入すると、Azure環境でDenodoのハイブリッドクラウドデータ仮想化システムを迅速にデプロイ・構成できます。Azureに最適化されたDenodoイメージを起動して、Microsoftの柔軟な時間単位のライセンスオプションを活用しましょう。Azure向けDenodo Platformは従量課金制(時間単位)、年間サブスクリプション、またはBYOL(ライセンス持ち込み)を選択できます。
Azure向けDenodo Platformの特徴は一元化されたWebベースのユーザーインターフェースです。シングルサインオン、AIを利用したデータカタログ、優れたパフォーマンスを実現するMLを利用したスマートクエリの最適化設定と構成設定、Apache ZeppelinをベースにしたDenodo Notebookなどの機能があります。Azure向けDenodo Platformは、高く評価されているオンプレミス環境向けDenodo Platformと同じ完全な機能を提供できます。
Azure向けDenodo Platformでは、3種類のサブスクリプション方式を選択できます。「Denodo Professional」は、データ仮想化の着手を支援できるように設計されたエントリーレベルのサブスクリプションです。また、より高度なデータ仮想化を実現する論理データファブリック機能を備えた「Enterprise」と「Enterprise Plus」もご用意しております。
主要機能の比較
機能 | Denodo Professional $6.27/時間より |
Denodo Enterprise $15/時間より |
Denodo Enterprise Plus $21.26/時間より |
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従量課金制(時間単位)または年間サブスクリプション | |||
データソース数 | 5件まで | 無制限 | 無制限 |
開発*インスタンス数とソリューションマネージャー**インスタンス数 | 1 | 1 | 1 |
パフォーマンス最適化 | + スマートクエリアクセラレーション + MPP |
+ スマートクエリアクセラレーション + MPP |
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セキュリティ: RBAC、認証メカニズム(LDAP、AD、Kerberos, SSO)、承認、暗号化、マスキングなど | |||
データリネージ | |||
データサイエンス向けDenodo Notebook(Apache Zeppelinベース) | |||
バージョン管理 | |||
データカタログ | |||
高度な診断 | |||
AIベースのデータディスカバリー | |||
サマリー推奨 | |||
コラボレーションセマンティック: 推奨、警告、非推奨 | |||
タグベースのポリシー |
**要求に応じて提供
Denodoが提供する、150以上のクラウドやオンプレミスのデータソースとの設定済み接続機能の中には、次のようなMicrosoft Azureサービスとの最適化された接続機能が含まれます。

Azure SQL Database

Azure Synapse Analytics

Azure Data Lake Storage gen2

Azure Database for PostgreSQL

Azure Database for MySQL

Azure CosmoDB

Azure Blob

Azure HDInsight
Denodo PlatformとAzureを用いたハイブリッド論理データウェアハウス: リファレンスアーキテクチャAzureのリファレンスアーキテクチャ図

主なユースケース
ハイブリッドロジカルデータウェアハウス
Denodo Platformはオンプレミスのデータストア(例: 従来のエンタープライズデータウェアハウス、分析アプライアンス、データベースなど)、Azureデータウェアハウス、SaaSアプリケーション(Salesforceなど)を統合した単一の論理ポイントを実現します。この論理ポイントから、任意のBIツールかレポートツールを用いてリアルタイムかつシームレスに統合データをクエリすることが可能です。ソースデータの保存場所は問わず、データをコピーする必要もありません。
クラウドマイグレーションの加速化
クラウドベースのデータウェアハウスソリューションの導入に伴い、組織はAzureのデータベースとストレージにデータを移動させています。Azure向けDenodo Platformを利用すると、業務分析ツールや業務アプリケーションから見たデータの所在を抽象化することで、移行プロセス中のビジネスユーザーやビジネスアプリケーションへの影響を最小限に抑えることが可能です。
クラウドでAI/MLをシンプル化
データレイク、IoTアーキテクチャ、noSQL、SaaSなどのテクノロジーとリレーショナルデータベースを併用すると、最新の分析、ML、AIの必要性に拍車がかかります。しかしながら、企業内の利用可能なデータを漏れなく検出・把握する作業には時間がかかる場合があります。Denodo Enterpriseに含まれるApache ZeppelinベースのDenodo Notebook、統合セキュリティ機能、高度なデータカタログ機能を活用すると、データの物理的な所在に関わらず、既存のデータセットを簡単に閲覧して迅速に分析することが可能です。