バーレーン王国マナーマ発, Oct. 14, 2025 (GLOBE NEWSWIRE) -- アル・サラーム銀行 (Al Salam Bank) は、世界的なデータ管理のリーダーであるDenodo、AWS、およびバーレーンを拠点とし銀行、政府、公共部門、企業向けに高付加価値な技術ソリューションを提供するシステムインテグレーターであるNAIB ITとの戦略的提携を締結しました。 同契約は、バーレーンのビジョン2030 (Vision 2030) とデジタルトランスフォーメーションに向けた同国の方向性に沿って、銀行のデータとAIインフラを強化するためにDenodo Platformを導入することを目的としています。
調印式には、NAIB ITのマネージングディレクターであるシャイカ・ディヤ・ビン・イブラヒム・アル・ハリーファ博士 (Shaikha Dr. Dheya Bint Ebrahim Al Khalifa)、アル・サラーム銀行の銀行部門副CEOであるアンワル・ムラド氏(Anwar Murad)、アル・サラーム銀行のCTOであるヘマンタ・ウィジェシンヘ氏(Hemantha Wijesinghe)、Denodoの南欧・中東地域担当バイスプレジデント兼Denodo Arabian Limitedのゼネラルマネージャであるガブリエレ・オビノ (Gabriele Obino) が出席しました。
アル・サラーム銀行は、Denodo Platformを通じて、様々なシステムにまたがる企業データを統合し、より迅速な意思決定とイノベーションの推進を実現できるようになります。この取り組みは、バーレーン王国の長期的な経済ビジョンに沿い、デジタルバンキングにおけるイノベーションをリードするという同銀行のコミットメントを反映したものでもあります。
シャイカ・ディヤ・ビン・イブラヒム・アル・ハリーファ博士は次のように述べています。「この戦略的な協力関係は、バーレーンのデジタル変革の歩みにおける重要なマイルストーンとなります。バーレーンの技術力を向上させ、地域のフィンテックハブとしての地位を強化するパートナーシップを推進できることをうれしく思います。当銀行は、このような取り組みを通じて、バーレーンのビジョン2030に沿った知識基盤型経済の土台を構築しています。」
アル・サラーム銀行の銀行部門副CEOであるアンワル・ムラドは次のように述べています。「アル・サラーム銀行では、金融業界におけるデジタル変革の最前線に立ち続けることを使命としています。DenodoとNAIB ITとの戦略的パートナーシップは、当行のデジタル成熟度を高め、データとAIの活用を最適化し、お客さまにより良いサービスを提供するための重要なステップとなります。リアルタイムのデータ統合とAIを活用した分析を活用することで、対応力を強化し、業務の柔軟性を強化し、よりパーソナライズされたシームレスなバンキング体験を提供することを目指しています。 この取り組みは単なる技術導入にとどまらず、中核業務にインテリジェンスを組み込み、十分な情報に基づいた意思決定を可能にし、アル・サラーム銀行をバーレーンのビジョン2030の理念に沿った先進的な金融機関としての地位を確立するものです。」
「このパートナーシップは、高度なデータとAIを活用することで、よりスマートで俊敏な銀行を構築するという当行のビジョンを反映しています。 この取り組みは、お客さまのエクスペリエンスを向上させるだけでなく、この地域におけるイノベーションの新たなベンチマークとなると確信しています。」と、アル・サラーム銀行のCTOであるヘマンタ・ウィジェシンヘは述べています。
アル・サラーム銀行は、AWSマーケットプレイスを通じてデータ管理とAIイニシアチブを推進するため、DenodoおよびNAIB ITと戦略的提携を締結し、より迅速な調達、クラウドネイティブなスケーラビリティ、そしてイノベーションを加速するためのデータ製品へのリアルタイムアクセスを可能にしています。この契約はアル・サラーム銀行の広範なデジタルトランスフォーメーションロードマップにおける基幹を成しており、地域におけるスマートバンキングの最前線としての地位を強化するものです。アル・サラーム銀行では、ユニバーサルセマンティックレイヤーを含むDenodo Platformの論理データ管理機能により、基幹システム、クラウドベースサービス、フィンテックパートナーのデータ接続・管理という従来であれば数週間を要する作業も、数分で処理することができるようになります。異なるシステム間の相互運用性により、AIを活用した分析とレポーティングが可能になり、経営層や業務レベルでのデータ主導の迅速な意思決定の支援が実現されます。
Denodoの南欧・中東地域担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャのガブリエレ・オビノは、今回の提携について次のように述べています。「アル・サラーム銀行のデジタルトランスフォーメーションの歩みをサポートできることを嬉しく思います。 当社のプラットフォームは、AIの成功に不可欠な要素であるリアルタイムのデータアクセス、ガバナンス、俊敏性を可能にします。このパートナーシップは、最新のデータ管理手法が金融機関に力を与え、急速に進化しているデジタル経済において、リーダーシップを発揮するための基盤となることを示すものです。」
NAIB ITのCOOであるエブラヒム・ソンデ氏 (Ebrahim Sonde) は次のように述べています。「ローカルのインテグレーターである当社の使命は、グローバルなイノベーションがローカルの成功につながるようにすることです。 アル・サラーム銀行とDenodoとの提携により、有意義な変革を推進する、堅牢で安全、かつスケーラブルなデータアーキテクチャを提供することをお約束します。」
Denodo Platformの論理データ管理レイヤーを採用し、NAIB ITの導入ノウハウを活用することで、同銀行は業務効率、規制遵守、サービスの俊敏性においてさらなる向上を期待しています。 データへのリアルタイムアクセスは、チームに迅速なインサイトをもたらすだけでなく、エンドユーザーのエクスペリエンスも向上させることができます。
この変革を受け入れることで、アル・サラーム銀行は、テクノロジー先進型の金融機関としての地位をさらに強固なものとし、バーレーンのビジョン2030の理念に沿い、インテリジェントな金融サービスが主導する未来に向けてリーダーシップを発揮する準備を整えています。
NAIB ITについて
NAIB ITは、様々な業種向けのエンド・ツー・エンドのテクノロジーソリューションを専門とする一流のシステムインテグレーターです。 企業向けソフトウェアアプリケーション、ERP、ブロックチェーンプラットフォームからAI主導型プラットフォームまで、インフラ、データ、ワークフローをシームレスに接続するミッションクリティカルなシステムの設計、導入、最適化を行っています。業界のリーダーから信頼を受けているNAIB ITは、効率性とイノベーションを支えるスケーラブルで安全、かつ将来に備えた統合ソリューションを提供しています。また、NAIB ITのチームメンバーは、Forbes Technology Council のメンバーでもあります。 詳しくは、naibit.comを参照ください。
アル・サラーム銀行について
2006年にバーレーン王国に本社を設立したアル・サラーム銀行は、以来、同王国で最も急成長している銀行として、またイスラム銀行業界において地域レベルで大きな影響力を持つ銀行として、その名声を確固たるものにしています。同行は、業界で最も強固な資産基盤を持つ財務体制を活かし、リスクの軽減や市場の変化への柔軟な対応において確かな実績を築いており、機敏かつ積極的な成長戦略を通じてその地位をさらに強化しています。
アル・サラム銀行は、現代の顧客ニーズに応えるため、デジタルファーストの姿勢を採用し、厳選された金融ソリューションとシームレスで変革的な顧客体験を提供しています。データに基づくインサイトと最先端のテクノロジーを駆使し、支店やATMの幅広いネットワークを通じて、革新的でユニークなシャリーア（イスラム法）準拠の金融商品やサービスを包括的に提供しています。また、多様なリテールバンキングサービスの他、法人向けバンキング、プライベートバンキング、資産運用、国際取引バンキング、そしてトレジャリーサービスも提供しています。